オオサカジン

健康 健康   | 大阪市

新規登録ログインヘルプ


2017年05月08日

東京歯科保険医協会が地域医療部長談話「お金によって“食べること”まで左右される混合介護には反対する!」を公表

地域医療部長談話
「お金によって“食べること”まで左右される混合介護には反対する!」


現行の介護保険制度では,介護保険のサービスと保険外のサービスを同時に提供することを禁じているが歯科ハンドピース用 カートリッジ,介護市場の経済成長戦略として「混合介護」解禁への動きが広がっている.

東京都は「国家戦略特区」として,豊島区で混合介護のモデル事業を2018年度から行うとしている.第15回国家戦略特別区域会議(2017年2月10日開催)では,介護保険サービスと保険外サービスの同時提供と,介護保険サービスに付加価値をつけた「指定料」や「上乗せ・割引料金」の提案をしている.
NSK向け歯科タービンカートリッジ

「指定料」は1時間当たり500円程度を追加負担することで,看護師や外国語などの資格や技能を持った介護職員などを指定できるようにし,多様なニーズへ対応するとしている歯科レンチ式.「上乗せ・割引料金」は,介護職員の需要が集中しがちな食事の時間帯の利用料を上げる一方で,需要が少ない時間帯の利用料を下げるなどし,需給バランスを調整することで,人手不足を補いたいとしている.

しかし,介護利用者の多くは年金に家計を委ねる高齢者であり,わずかな負担増でもサービス利用を控える可能性が高い歯科技工用真空成型器.また,介護の担い手である介護事業所も収益の上がるところを優先するのは致し方がなく,お金がない利用者との差別化が図られることは自明の理である.

「食べること」は「生きること」である.特に要介護者は,健康状態や治療,投薬,リハビリなどの内容等によって,食事の時間や回数が決まる.金銭の有無によって変更を許せるものではなく,「食べること」に関わる歯科医師としても,看過できない問題である.

このような金銭の有無によって生きていくための根本が左右される仕組みには,到底賛成できない.来年の医療保険と介護保険の同時改定へ向けて,高齢者が誰でも安心して介護が受けられるような制度を目指して,運動を進めていきたい.

関連記事

正しい歯磨きどうするの?
Posted by oeney at 18:09│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。