8020達成者50%超の成果とその後の課題
平成28年度の歯科疾患実態調査によれば、20本以上の歯を保有している80歳以上の方の割合が51.2%と半数を超えた。健康日本21(第二次)では8020達成者の割合について、平成34年度までに50%を超えることとされていた。今回の歯科疾患実態調査の結果は、目標の半分近い期間で達成されるという画期的な結果となった。
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健康日本21(第二次)は、平成25年度からの10年間の計画であり、基本的な方針については、「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」を掲げている。健康寿命とは日常生活に制限のない期間のことであり、その延伸とは、平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加と定義している。健康格差の縮小とは、健康寿命の都道府県格差の縮小を指している。
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8020達成者が健康日本21(第二次)の目標を超えたことは、全国各地での歯科保健の推進の成果であることはいうまでもない。同時に、8020の達成が健康寿命の延伸につながっているのか、都道府県格差をどのように縮小するのか、また、80歳で20本以上の歯を保てていない方々がまだ半数近くいることに対してどのような取り組みが必要なのか、などの課題も挙げられる。来年は、8020運動が30年の節目を迎える。
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